ごうせいまやく【合成麻薬】

アヘンやタイマといった天然(てんねん)の植物から作られた麻薬(まやく)ではなく,化学薬品(かがくやくひん)から合成(ごうせい)された麻薬(まやく)のこと。医療用(いりょうよう)に開発された向精神薬(こうせいしんやく)も合成麻薬(ごうせいまやく)の一種(いっしゅ)といえるが,とくに快感(かいかん)をもとめるために乱用(らんよう)される合成(ごうせい)「ドラッグ」をさすことが多い。強い幻覚(げんかく)作用をおこすLSD,視覚(しかく)・聴覚(ちょうかく)を変化(へんか)させ,幸福な気分にさせるMDMAやMDAなどが知られている。MDMA,MDAは安価(あんか)で手に入れやすいため,近年,日本でも青少年のあいだでの乱用(らんよう)が広がり問題となっているが,強い依存性(いぞんせい)があり,長く乱用(らんよう)を続(つづ)けると精神錯乱(せいしんさくらん)や腎臓(じんぞう)・肝臓(かんぞう)障害(しょうがい)をひきおこすたいへん危険(きけん)な薬物(やくぶつ)である。もちろん「麻薬及(まやくおよ)び向精神薬取締法(こうせいしんやくとりしまりほう)」によってきびしく規制(きせい)されている。⇒アヘン ⇒タイマ ⇒麻薬(まやく)

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