こうのいけけ【鴻池家】 江戸(えど)時代以降(いこう)の大阪(おおさか)の大商人。摂津(せっつ)国鴻池(こうのいけ)村(今の兵庫(ひょうご)県伊丹(いたみ)市)の酒造(しゅぞう)家で,やがて大阪(おおさか)で海運業をいとなみ,両替(りょうがえ)商も兼(か)ねて発展(はってん)。3代宗利(むねとし)のときに両替(りょうがえ)商専業(せんぎょう)となり,以後(いご),諸藩(しょはん)の蔵元(くらもと)・掛屋(かけや)をつとめるとともに大名貸(が)しを行い,また鴻池(こうのいけ)新田を開発した。明治時代(めいじじだい)には鴻池(こうのいけ)銀行(三菱東京(みつびしとうきょう)UFJ銀行の前身)を設立(せつりつ)した。