宗教団体である創価学会を母体としてつくられた政党。1964(昭和39)年結成。人間性を尊重する中道主義の国民政党をめざし,福祉国家の建設,自由平和外交の推進などの方針をかかげてきた。政界再編成のなかで,1994(平成6)年12月,国会議員からなる「公明新党」と地方議員が主体の「公明」に分かれ,公明新党は同年に結成された新進党にくわわった。1997年の新進党の解党により参議院議員は「公明」に入党,衆議院議員では1998年11月公明党が復活した。2000年4月自民党・保守党と連立内閣を組み,以降,2001年の小泉内閣から2009年の麻生内閣退陣による民主党政権発足までつねに自民党との連立政権の一翼をになう。2012年12月の衆議院議員選挙での自公両党の圧勝により,ふたたび安倍晋三内閣で連立与党。