*こがく【古学】 江戸(えど)時代の儒学(じゅがく)の一派(いっぱ)。朱子学(しゅしがく)や陽明学(ようめいがく)のような後代の解釈(かいしゃく)を排(はい)し,孔子(こうし)・孟子(もうし)の経典(きょうてん)を直接(ちょくせつ)研究して儒学(じゅがく)の根本を明らかにしようとした。山鹿素行(やまがそこう)がはじめてその主張(しゅちょう)を明らかにし,さらに伊藤仁斎(いとうじんさい)・荻生徂徠(おぎゅうそらい)がでて,元禄(げんろく)時代(1688〜1704年)に全盛(ぜんせい)期をむかえた。