こきゅうこん【呼吸根】 地中から上に向かってのび,空中につきだして呼吸(こきゅう)作用をする根。気根の一種(いっしゅ)。沼沢(しょうたく)地や,内湾(ないわん)の泥海(どろうみ)などのような酸素(さんそ)のとぼしいところに生える植物にみられる。ラクウショウ・オヒルギ・マヤプシキ(ハマザクロ)・ミズキンバイなどにその例(れい)が知られる。コーチ ミズキンバイの呼吸(こきゅう)根は,空気を多くふくみ水中に浮遊(ふゆう)する。