アメリカ・ヨーロッパ諸国・ロシア・カナダ・日本など16か国が参加して宇宙空間に建設を進めている有人の基地。略称ISS(International Space Station)高度約400kmの地球を回る軌道上に建設する長さ約109m,幅約73m,重量約420tの施設で,最大人数6人が生活できる。1998年11月に打ち上げが始まり,2011年に完成の予定。資材はスペースシャトルやロケットで地球から運ぶ。宇宙での微小重力を利用した新しい材料や医薬品の開発,地球や天体の観測,宇宙船組みたての技術的研究などが目的である。日本の実験棟「きぼう」が2008〜2009年にかけて取り付けられた(2009年7月に完成)。