*こじき【古事記】 現存(げんそん)する日本最古(さいこ)の歴史(れきし)書。全3巻(かん)。はじめ天武天皇(てんむてんのう)の命令(めいれい)で編集(へんしゅう)が進められたが,元明天皇(げんめいてんのう)に受けつがれ,奈良(なら)時代初期(しょき)の712年に完成(かんせい)した。稗田阿礼(ひえだのあれ)が暗誦(あんしょう)していた神話・伝承(でんしょう)を,太安万侶(おおのやすまろ)が聞きとって記録(きろく)したもの。◇110首あまりの歌謡(かよう)もおりこまれており,文学性(せい)の高い記録(きろく)である。コーチ 国生(う)みの神話に始まる神代から推古天皇(すいこてんのう)の時代までをまとめている。