1955(昭和30)年から1993(平成5)年にかけて成立した,自由民主党(自民党)と日本社会党(社会党)の2大政党が対立した政党政治の体制。1955年に日本社会党が革新政党としてまとまったのを受けて,同年,自由党と日本民主党が合流して保守政党の自由民主党(自民党)が結成された。これによって,保守勢力の自民党と革新勢力の社会党という対立構造が確立されたが,以後,自民党が単独で政権を握った。この体制は40年近くも続いたが,1993年の衆議院議員選挙で自民党が野党に転落し,さらに社会党が日本新党の細川護煕首相による連立政権へ参加したことによって終わりを告げた。◇1955年に体制が確立したことからこの名がついた。