*ごしらかわじょうこう【後白河上皇】 (1127〜1192)平安時代後期の上皇(じょうこう)(在位(ざいい)1158〜1192)。鳥羽天皇(とばてんのう)の第4皇子(おうじ)。1155年に天皇(てんのう)となったが,この即位(そくい)をめぐって崇徳上皇(すとくじょうこう)とあらそい,保元(ほうげん)の乱(らん)をおこした。1158年に二条天皇(にじょうてんのう)に譲位(じょうい)し,以後約(いごやく)30年にわたって院政(いんせい)を行った。◇当時の歌謡(かよう)を集め,『梁塵秘抄(りょうじんひしょう)』を編(へん)さんしたことでも知られる。コーチ 武士(ぶし)の勢力(せいりょく)をおさえるために源氏(げんじ)と平氏(へいし)を対立させたり,源義仲(みなもとのよしなか)と源頼朝(みなもとのよりとも),源義経(みなもとのよしつね)と頼朝(よりとも)を対抗(たいこう)させたりした。