地質時代の大区分の1つで,5億4200万年前から2億5100万年前までの時代。古いほうから,カンブリア紀・オルドビス紀・シルル紀・デボン紀・石炭紀・二畳紀(ペルム紀)に分けられる。カンブリア紀からシルル紀にかけては,三葉虫・オウムガイ・フデイシなどがさかえ,オルドビス紀に出現した魚類はデボン紀にさかえた。デボン紀末に魚類から進化した両生類は,石炭紀から二畳紀に繁栄し,石炭紀にはは虫類がはじめてあらわれ,フズリナ(ぼうすい虫)も海中でさかえた。植物は,古生代を通して藻類が多種多様に分化したが,シルル紀に原始的な陸上植物があらわれた。石炭紀にはシダ植物を主体とした大森林が世界各地にあらわれ,石炭層としてのこされている。二畳紀には裸子植物もあらわれた。
コーチ
三葉虫・フデイシ・フズリナは古生代の
代表的な
示準化石である。