こぞうのかみさま【小僧の神様】 志賀直哉(しがなおや)の短編小説(たんぺんしょうせつ)。1920(大正9)年発表。まずしい奉公(ほうこう)人の仙吉(せんきち)は番頭たちが話していたすしをぜひとも食べたいと夢(ゆめ)みていた。そんな仙吉(せんきち)の願(ねが)いをかなえてくれたのは,わかい議員(ぎいん)だった。仙吉(せんきち)は,自分の心を見すかしているような男を,ひょっとすると神様かもしれないと考えるのだった。