こたいへんい【個体変異】 同じ遺伝子組成(いでんしそせい)をもった生物集団(しゅうだん)であるが,個体(こたい)により形質(けいしつ)上に多少の差異(さい)を生じる現象(げんしょう)。生活環境(かんきょう)によって後天的(こうてんてき)に生じるもので遺伝(いでん)しない。しかし,環境(かんきょう)に適応(てきおう)するという観点(かんてん)で,進化の上ではかなり重要(じゅうよう)な意味をもつ。環境変異(かんきょうへんい)・彷徨変異(ほうこうへんい)ともいう。