国家を象徴する意味で広く歌われ,演奏される歌曲。ほとんどの国が,公式に国歌を定めている。元来,国歌は自国または他国の元首に対する儀礼として演奏されるものであるが,現在では,国家の祝祭日,行事,外交・文化の国際的交流の儀式,競技会,演奏会の場でも奏される。国歌には,国王または元首をたたえたもの,国の独立や革命を歌ったものが多いが,歌詞や旋律は,古くからある詞・音楽を用いたもの,古い詞に新しい旋律をつけたものなど,さまざまである。
コーチ
『君が代』は,古歌にもとづいて1880(
明治13)年に
雅楽調の
旋律をつけて作曲されたもので,1893(
明治26)年に
祝日大祭日唱歌の1つとして
公布されて
以来,
習慣的に国歌として用いられてきたが,1999年の
国旗及び国歌に
関する
法律で
法的な
根拠があたえられた。