日本の国防・外交・安全保障についての政策を推し進める国の機関。2012(平成24)年12月に発足した第二次安倍晋三内閣のもとで創設が進められ,2013(平成25)年12月に発足した。以前は,政府の安全保障会議が外交・安全保障政策を担当していたが,これを強化・効率化・迅速化するために日常的・機動的に審議する場として創設された。内閣総理大臣・外務大臣・防衛大臣・内閣官房長官からなる「4大臣会合」を最高機関として,情報収集や重要な政策決定を行う。◇アメリカの国家安全保障会議(National Security Council)をモデルとしてつくられたため,「日本版NSC」ともよばれる。