こっきょうなきいしだん【国境なき医師団 】 国境(こっきょう)を越(こ)えて医療(いりょう)活動を行うボランティア団体(だんたい)。1971年アフリカ南西部,ナイジェリアのビアフラの飢饉(ききん)で救援(きゅうえん)に参加(さんか)した医師(いし)らを中心に結成(けっせい)されたのがその始まり。世界各地(かくち)の災害(さいがい)や戦争(せんそう)など緊急(きんきゅう)時に現地(げんち)で医療(いりょう)活動を行う。◇日本では,1995年の阪神(はんしん)・淡路大震災(あわじだいしんさい)のときにその存在(そんざい)が知られるようになった。◇1999年ノーベル平和賞(へいわしょう)を受賞(じゅしょう)。独立(どくりつ)・中立(ちゅうりつ)・公平(こうへい)の原則(げんそく)に基(もと)づいた人道支援(じんどうしえん)活動が評価(ひょうか)された。