こばん【小判 】 江戸(えど)時代の金貨(きんか)で,1枚(まい)が1両の標準的貨幣(ひょうじゅんてきかへい)。一分(いちぶ)金(小判(こばん)の4分の1にあたる)とともに流通したが,だいたい改鋳(かいちゅう)のたびに金の含有量(がんゆうりょう)はへり,粗悪(そあく)化した。コーチ 徳川家康(とくがわいえやす)による1601(慶長(けいちょう)6)年の発行が最初(さいしょ)。元禄(げんろく)期(1688〜1704年)ごろの相場では,小判(こばん)1枚(まい)はおよそ米1石(こく)(約(やく)150kg)の値段(ねだん),すなわち今の10万円ほどであった。