タテハチョウ科の昆虫。北海道ではふつうに見られるが,本州では関東地方北部と中部地方の山地帯に分布。地理的な変異が大きく,日本産のものは3亜種に分けられている。中部地方山地帯のものは,もっとも小型で,羽の黒はんがあざやかである。関東地方北部のものは大型で,羽の地色が明るく黒はんは弱い。年1回発生し,湿地近くに多く,花にもよく集まる。幼虫で越冬する。食草はバラ科のオニシモツケ。開張:40〜50mm。見られる時期:7〜8月。分布:北海道・本州(中部地方・関東地方)。(昆虫類 チョウ目 タテハチョウ科)