山地に自生もあるが,また植えられている常緑高木。別名:ヒメコマツ。葉は短枝上に5個束生し,質はやわらかい。雌雄同株。雄花序は紫紅色で,新しい枝の中部以下に密生し,雌花序は新しい枝の先に2〜3個つき長だ円形で,淡紅色〜紫紅色。球果は翌年の10月ごろ淡黄褐色に熟す。高さ:15〜25m。花期:6月。分布:北海道(十勝・日高山脈・渡島半島)・本州・四国・九州(対馬まで)・ウルルン島。◇富士山付近を境界にして,北側のものをキタゴヨウ・西側のものをヒメコマツと区別することもある。(裸子植物 マツ目 マツ科)