コロー(ジャン=バプティスト=) (1796〜1875)フランスの画家。1830年ごろから,パリに近いフォンテンブローや,バルビゾン付近(ふきん)の森や田園をえがいて,テオドル=ルソーとともにバルビゾン派(は)とよばれた。やわらかい光や外気のうちに自然(しぜん)をしっかりととらえて,詩情豊(しじょうゆた)かな風景(ふうけい)画をえがいた。代表作に「フォンテンブローの森」「青衣(せいい)の女」がある。