こんじきやしゃ【金色夜叉】 明治(めいじ)時代の作家尾崎紅葉(おざきこうよう)の未完(みかん)の長編小説(ちょうへんしょうせつ)。1897(明治(めいじ)30)〜1903年発表。金に目のくらんだ鴫沢宮(しぎさわみや)が富山(とみやま)と結婚(けっこん)するのをうらんだ間寛一(はざまかんいち)は,高利貸(こうりが)しとなって復(ふく)しゅうしようとする話。新派劇(しんぱげき)に脚色(きゃくしょく)されて人々に愛好(あいこう)された。