*こんせんだいち【根釧台地】 北海道(ほっかいどう)東部,根室支庁(ねむろしちょう)と釧路支庁(くしろしちょう)にまたがる台地。台地は厚(あつ)さ10m以内(いない)の火山灰層(かざんばいそう)でおおわれ,養分(ようぶん)にとぼしい。また夏に濃霧(のうむ)がよく発生し,気温があまりあがらないため,米作はほとんどできないうえに,冷害(れいがい)を受けやすい。第二次世界大戦(たいせん)後,冷害(れいがい)に強い牧草(ぼくそう)地づくりが大規模(きぼ)に進められ,現在(げんざい)は畑作にかわって,酪農(らくのう)がさかんになっている。コーチ パイロットファームによる開発計画が別海(べつかい)町で実施(じっし)され,酪農(らくのう)を中心とする機械(きかい)化農業が行われている。