生産の合理化を目的として,生産の過程で,関連のあるさまざまな生産部門を地域的に結合した産業集団をいう。旧ソ連の第1次5か年計画のさいに,ウラルの鉄鉱石とクズネツクの石炭をむすびつけたウラル=クズネツクコンビナートが形成されたのが最初で,その後も多くのコンビナートがつくられた。このように旧ソ連では,遠くはなれた炭田や鉱山・発電所などが資源をたがいに供給しあって,それぞれの地域に工業地域を発達させている。
コーチ
資本主義諸国では,
基幹産業を中心に
関連企業が同一用地内に集中
結合する方式が多く,日本では
川崎・
市原・
四日市・
倉敷・
岩国・
大分などに石油化学コンビナートがある。