プログラムによって高速・大量の演算を自動的に行うデータ処理機械。入力・出力・記憶・演算・制御の各機能をはたす装置群より構成され,データはデジタル化されて電子的に処理される。電子計算機ともよばれる。◇近年小型化が進み,パソコン(パーソナルコンピュータ)として個人用が広く普及している。
パソコンの基本構成
(1)入力装置…情報を読みこむのに必要な装置で,キーボード・マウス・イメージ=スキャナなどがある。
(2)CPU…中央処理装置とよばれ,制御・演算・記憶の機能をもっていて,いわゆるコンピュータの本体といわれる装置。制御・演算に用いられる記憶装置は,電源を切ると記憶が消えてしまうので,データの保存には別の記憶装置(ハードディスクやCD,DVD,USBフラッシュメモリなど)を用いる。
(3)出力装置…演算結果を表示するための装置で,ディスプレイ・プリンタなどがある。
コンピュータの利用
OS(オペレーティング=システム)を用いてシステムの起動を行い,その上で,ワープロ・データベース・表計算・グラフィックなど各種アプリケーション=ソフトを利用する。パソコンでは,操作画面をウィンドウとよばれるグラフィック画面にして簡単にし,複数のソフトが同時に活用できるようになっている。また,単独で用いるほか,通信回線に接続して複数のコンピュータが働くネットワーク=システムにしたり,インターネットの端末機として用いられたりしている。