さいごのひとは【最後の一葉】 アメリカ合衆国(がっしゅうこく)の作家オー=ヘンリーの短編小説(たんぺんしょうせつ)。1905年発表。肺炎(はいえん)を病むわかい娘(むすめ)は,病床(びょうしょう)から見える窓辺(まどべ)のツタの最後(さいご)の1枚(まい)がちるときに自分も死ぬだろうと思いこむ。だが,その葉はなかなかちらず,かの女は快方(かいほう)に向かう。その一葉は,かの女をはげますために,1人の老(ろう)画家がある風雨の夜に壁(かべ)にえがいたものであった。だが,画家はそれがもとで,肺炎(はいえん)にかかって死んでしまう。