さいせいいりょう【再生医療】 人間が本来備(そな)えている自己治癒(じこちゆ)力を活発にしたり,遺伝子(いでんし)や人工的(じんこうてき)に培養(ばいよう)した細胞(さいぼう)などを利用(りよう)して,病気や事故(じこ)で失われた組織(そしき)を直す治療法(ちりょうほう)のこと。広い意味ではやけどの治療に用いられる人工皮膚(ひふ)移植(いしょく)や白血病の治療に行われる骨髄(こつずい)移植(いしょく)も含まれる。最近(さいきん)注目を浴(あ)びるようになったのは,さまざまな組織や臓器(ぞうき)に成長(せいちょう)する可能性(かのうせい)のある万能(ばんのう)細胞の研究が進んだため。この研究によって,培養皮膚や血管再生薬(けっかんさいせいやく)などが実用化されてきている。