さいひんこく【最貧国】 1974年,国連総会(こくれんそうかい)で定義(ていぎ)された,人間的生存(にんげんてきせいぞん)が困難(こんなん)な絶対的(ぜったいてき)に貧困(ひんこん)な国。国民(こくみん)1人あたりのGNPが765ドル以下(いか),識字率(しきじりつ)20%以下(いか),工業化率(りつ)20%以下(いか)などの条件(じょうけん)にあてはまる最貧(さいひん)国は,50か国(2005年)。とくにアフリカ諸国(しょこく)に多い。モノカルチャー経済(けいざい),教育制度(せいど)の不足(ふそく),民族紛争(みんぞくふんそう)などの社会不安(ふあん)が最貧(さいひん)国の大きな特徴(とくちょう)。