さいほうじ【西芳寺】 京都(きょうと)市西京(にしぎょう)区松尾神ヶ谷(まつおかみがや)にある臨済宗(りんざいしゅう)の寺。苔寺(こけでら)の名で知られる。最初(さいしょ),浄土宗(じょうどしゅう)の寺で西方寺と称(しょう)したが,1339年に夢窓疎石(むそうそせき)を開山としてむかえ,禅寺(ぜんでら)となった。庭園は特別(とくべつ)名勝・史跡(しせき)で,枯山水(かれさんすい)の石組みに配したコケが美しい。湘南亭(しょうなんてい)(重要文化財(じゅうようぶんかざい))は安土桃山(あづちももやま)時代の茶室建築(けんちく)として有名。