*さがん【砂岩】 砂(すな)がたい積(せき)し,かたまってできた岩石。最(もっと)も一般的(いっぱんてき)なたい積(せき)岩の1つで,陸上(りくじょう)・湖底(こてい)・海底(かいてい)などで形成(けいせい)される。砂粒(さりゅう)の大きさ,鉱物(こうぶつ)の組成(そせい),セメント物質(ぶっしつ)の種類(しゅるい)とその砂粒(さりゅう)に対する量比(りょうひ)などによって性質(せいしつ)が異(こと)なり,それによって分類(ぶんるい)される。砂岩(さがん)の地層(ちそう)にのこされているたい積(せき)当時の水流や,たい積(せき)物の動きの跡(あと)などは,砂粒(さりゅう)の供給(きょうきゅう)地,運ばれ方,たい積(せき)のし方など,当時の環境(かんきょう)を推定(すいてい)する手がかりとなる。コーチ 建築(けんちく)・道路・石垣(いしがき)・石段(いしだん)など,利用範囲(りようはんい)が広い。