さくましょうざん【佐久間象山】 (1811〜1864)幕末(ばくまつ)期の思想家。「ぞうざん」ともいう。信濃(しなの)国(長野(ながの)県)松代藩(まつしろはん)の下級武士(ぶし)。江戸(えど)に出て儒学(じゅがく)と西洋の諸事情(しょじじょう)を学んで,積極的(せっきょくてき)に開国論(ろん)をとなえ,時代に大きな影響(えいきょう)をあたえた。このため,尊王攘夷派(そんのうじょういは)の浪士(ろうし)に暗殺(あんさつ)された。コーチ 江川太郎左衛門(えがわたろうざえもん)に西洋砲術(ほうじゅつ)を学び,砲術塾(ほうじゅつじゅく)を開いたが,弟子に勝海舟(かつかいしゅう)・坂本龍馬(さかもとりょうま)・吉田松陰(よしだしょういん)らがいる。