さしめ【挿し芽】 植物の茎(くき)や枝(えだ)など芽(め)のついた部分をさして繁殖(はんしょく)させる方法(ほうほう)。芽(め)ざしともいう。さし木とほぼ同じ意味であるが,茎(くき)や枝(えだ)の先端(せんたん)の芽(め)をつけてさす場合をいう。また,樹木(じゅもく)よりも草本の場合にさし芽(め)ということが多い。キクはさし芽(め)で繁殖(はんしょく)させることが多い。またサツマイモの苗(なえ)を植えるのもさし芽(め)である。◇さし木や取り木と同様に,遺伝(いでん)的(てき)に親と同じ形質(けいしつ)の苗(なえ)を短期間に得(え)られる利点(りてん)がある。