さっきんざい【殺菌剤】 細菌(さいきん)・カビ・ウィルスなどの微生物(びせいぶつ)をころし,人・家畜(かちく)・農作物などを,その害(がい)からふせぐための薬品。医学用のものは,殺菌(さっきん)薬といい,消毒(しょうどく)薬も同じ意味に使われる。アルコール・フェノール・過酸化水素(かさんかすいそ)(オキシドール)などがその例(れい)。農業用のものには銅剤(どうざい)(ボルドー液(えき))・硫黄剤(いおうざい)(石灰硫黄合剤(せっかいいおうごうざい))などの無機(むき)化合物のものと,塩素(えんそ)・リンなどを使った有機合成(ゆうきごうせい)化合物のものなどがある。