サッチャー(マーガレット=)

(1925〜2013)イギリスの政治家(せいじか),第71代首相。イギリス・リンカンシャー州の,市長も務(つと)めたことがある父のもと,裕福(ゆうふく)な食料品店(しょくりょうひんてん)の娘(むすめ)に生まれる。オックスフォード大学で化学を学び,1947年に卒業(そつぎょう)後,企業(きぎょう)の研究者になる。50年,下院議員選挙(ぎいんせんきょ)に立候補(りっこうほ)するが落選(らくせん)。51年に結婚(けっこん)したのち法律(ほうりつ)の勉強をはじめ,53年に弁護士(べんごし)資格(しかく)を取得(しゅとく)。59年,下院議員(ぎいん)に初当選(はつとうせん)。1970年,ヒース内閣(ないかく)で教育科学大臣(だいじん)に就任(しゅうにん),75年に女性初(じょせいはつ)の保守党党首(ほしゅとうとうしゅ)になる。79年の選挙(せんきょ)で労働党政権(ろうどうとうせいけん)を倒(たお)し,イギリス初(はつ)の女性(じょせい)首相に就任(しゅうにん)した。小さな政府(せいふ),新保守主義(ほしゅしゅぎ)をかかげ,徹底(てってい)したひきしめ策(さく),急進的(てき)な改革(かいかく)を実行し,イギリス経済(けいざい)を立て直した。1982年のアルゼンチンとのフォークランド紛争(ふんそう)では電撃的(でんげきてき)な派兵(はへい)を行い世界を驚(おどろ)かせた。その強力な政治推進力(せいじすいしんりょく)から「鉄の女」ともよばれた。90年の党首選挙(とうしゅせんきょ)で勝利(しょうり)したが差(さ)はわずかで,政治的(せいじてき)な求心力(きゅうしんりょく)を失い,辞職(じしょく)。92年に一代貴族(きぞく)の称号(しょうごう)をあたえられ貴族院議員(きぞくいんぎいん)になる。

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