根の一部が太ったイモ(塊根)を利用するために栽培されるつる性の作物。別名カンショ。食用・飼料用・加工用にされる。開墾地,砂地でも生育し,種イモからつくられた苗でふやす。ふつう秋にとり入れる。第二次世界大戦中はわが国の重要な食料となったが,今日ではデンプン・飼料などに使われることが多い。作付面積はしだいにへってきているが,九州南部などでは,まだかなり栽培されている。原産地:アメリカ大陸熱帯地方。◇江戸時代,青木昆陽は,ききん対策の作物としてサツマイモの栽培を人々にすすめた。(被子植物 ナス目 ヒルガオ科)
コーチ
教材として,
栽培してジャガイモとくらべたり,さし木の
実験材料などに使われる。