さてつ【砂鉄】 川や海に積(つ)もった砂(すな)の中にふくまれる磁鉄鉱(じてっこう)やチタン鉄鉱(てっこう)。もと副成分(ふくせいぶん)として岩石の中にあったものが,風化作用や侵食(しんしょく)作用の結果(けっか),分離(ぶんり)してたい積(せき)したものである。磁石(じしゃく)を砂(すな)の中に入れてゆっくりかきまわすと,すいついてくる。製鉄原料(せいてつげんりょう)にされているが,最近(さいきん)はチタンの原料(げんりょう)にもされる。