(1938〜2010)昭和・平成時代の絵本作家・児童文学者,エッセイスト。中国・北京生まれ。武蔵野美術大学でデザインを学び,1967(昭和42)年にドイツのベルリン造形大学に留学しリトグラフ(石版画)を学ぶ。帰国後,デザインとイラストの仕事をしながら,1973(昭和48)年,『すーちゃんとねこ』で絵本作家としてデビュー。ネコずきでネコの登場する絵本で知られ,代表作『100万回生きたねこ』(1977年)は大人気となった。童話作品には『わたしが妹だったとき』などがある。エッセイストとしても知られ,『アカシア・からたち・麦畑』『神も仏もありませぬ』などの著書がある。