＊さばく【砂漠】

雨が極端(きょくたん）に少ないため，ほとんど植物が生育せず，広い部分が砂(すな）や岩はだからなっている地域(ちいき）。一般(いっぱん）に亜熱帯(あねったい）の中緯度高圧帯(いどこうあつたい）（緯度(いど）30〜35度付近(ふきん））にそって分布(ぶんぷ）し，一部は中央アジアや南アメリカのパタゴニア地方，北アメリカの大盆地(ぼんち）など大地形の影響(えいきょう）によってできたものがある。砂漠(さばく）の面積(めんせき）は陸地(りくち）の約(やく）10分の1をしめる。昼と夜の気温の日較差(にちかくさ）が大きいため，機械的(きかいてき）風化がさかんで，岩石は砂(すな）に変化(へんか）し，風に運ばれて砂丘(さきゅう）をつくり，その砂(すな）がさらに岩はだをけずり砂(すな）を生産(せいさん）している。◇砂漠(さばく）には，砂(すな）が多く砂丘(さきゅう）が移動(いどう）しやすい砂砂漠(すなさばく）と，岩はだが露出(ろしゅつ）している岩石砂漠(さばく）がある。

コーチ