(1506〜1552)日本にキリスト教をつたえたスペインの宣教師。カトリック教を広めるため,1534年,ロヨラとともにイエズス会を創設。東洋布教の責任者として,1542年にゴア(インド)にわたり,インド各地をはじめ,セイロン(今のスリランカ)・マラッカ・マルク(モルッカ)諸島に教えを広めた。ついで,1549年に日本人アンジローの案内で鹿児島に上陸,日本にはじめてキリスト教をつたえた。平戸・山口・府内(大分)などで伝道活動を進め,2年後インドにもどり,中国にもわたる計画を立てたが,広州近くの島で病死した。