(1920〜2010)IOC(国際オリンピック委員会)の第7代会長。スペイン・バルセロナの裕福な家庭に生まれる。市会議員,官僚になり,何度かのオリンピック競技大会のスペイン選手団の代表をつとめて,1966年にスポーツ長官,スペインオリンピック委員会委員長に就任。80年にIOC会長に就任し,2001年の退任まで,夏季5回,冬季5回のオリンピックに采配をふるった。91年には侯爵の位をさずけられる。オリンピックへのプロ選手参加の解禁や大会の商業化,自分の故郷のバルセロナへのオリンピック招致などで多くの批判を集めたが,IOCや大会の財政を立て直したという功績も大きい。IOCオリンピック競技大会