サーミスタ 正の温度係数をもつ金属(きんぞく)とは異(こと)なり,電気抵抗(ていこう)が負の温度係数をもつ素子(そし)のこと。ニッケル・マンガン・コバルト・鉄などの酸化(さんか)物を数種混合(すうしゅこんごう)し焼(や)きかためたものである。サーミスタをつけた回路では電流が大きくなると,電流によって発熱(はつねつ)して温度が上がるので,サーミスタの抵抗(ていこう)がへり,端子(たんし)間の電圧(でんあつ)が下がるようになる。コーチ 各種(かくしゅ)の電子回路の温度変化(へんか)に対する補償(ほしょう)用,電子式温度計・火災(かさい)感知器(き)などに使用されている。