世界の経済問題・政治の諸問題を話し合うため先進国の最高首脳が集まって開かれる会議。主要国首脳会議,先進国首脳会議ともいう。フランスのジスカール=デスタン大統領の提唱で,1975(昭和50)年11月にパリ郊外で第1回会議が開かれて以来,参加国のもち回りで毎年開催されている。当初は経済問題だけを話し合っていたが,その後,政治問題や環境問題などを幅広く話し合うようになった。1975年の初開催のさいの参加国は,日本・アメリカ合衆国・イギリス・ドイツ・フランス・イタリアだったが,翌年カナダが参加した。1997(平成9)年よりロシアが正式に参加し,参加国は8か国となったが,2014年にロシアがウクライナを編入したことによって,ロシアの参加は停止され,再び7か国となった。◇サミットとは,本来は山などの頂上,頂点の意味。転じて首脳会議の意味に使われる。先進国首脳会議