南太平洋の中央部,サモア諸島の西半分をしめる国。旧名西サモア。政体は立憲君主制で,元首は大首長。首都アピア。火山性の島々で地形はけわしく,溶岩流に広くおおわれている。熱帯気候で,南太平洋諸島のなかで最も多雨でむし暑い地方の1つ。プランテーションのほか見るべき産業はなく,コプラ・カカオ・バナナ・木材などが主産物。ドイツ領,ニュージーランドの委任統治領・信託統治領をへて,1962年独立。イギリス連邦加盟国。面積:2831km2,人口:18万。
〔国名の由来〕
サモアとは,「モア神のいる場所」という意味。
〔国旗の由来〕
左上は青地に白の南十字星を
象徴し,この国が南半球にあり,オセアニア
諸国と
協力することを
示し,青は自由を,赤は
勇気を表す。