さんしょううお【山椒魚<作品>】 井伏鱒二(いぶせますじ)の短編小説(たんぺんしょうせつ)。1923(大正12)年『幽閉(ゆうへい)』の題で発表,1929(昭和4)年『山椒魚(さんしょううお)』と改題(かいだい)。すみかの岩屋(いわや)から出られなくなってしまったサンショウウオのすがたに託(たく)して,人間の悲しみやおかしさをユーモラスにえがいている。