**さんそ【酸素】

元素(げんそ)記号O,原子番号8,原子量(りょう)16.0。地球上に最(もっと)も多く存在(そんざい)する元素(げんそ)。空気中に体積(たいせき)で約(やく)21%ふくまれ,また,化合物として水や岩石中に多く存在(そんざい)する。

〔製法(せいほう)〕

 実験(じっけん)室では,約(やく)3〜5%の過酸化水素(かさんかすいそ)水を二酸化(にさんか)マンガンにそそいで,過酸化水素(かさんかすいそ)を分解(ぶんかい)させてつくる。2H2O2→2H2O+O2工業的(こうぎょうてき)には,液体(えきたい)空気を蒸発(じょうはつ)させて,酸素(さんそ)と窒素(ちっそ)の沸点(ふってん)のちがいを利用(りよう)して,酸素(さんそ)だけ取り出す。

コーチ

 濃度(のうど)のこい過酸化水素(かさんかすいそ)水は,はげしく分解(ぶんかい)するので,かならず5%以下(いか)に水でうすめて使う。

〔性質(せいしつ)〕

 無色(むしょく)・無臭(むしゅう)の気体で,空気よりもわずかに重い。水にはわずかしかとけないが,魚などは,わずかにとけた水中の酸素(さんそ)をとり入れて生きている。酸素(さんそ)自体は燃(も)えないが,ほかの物質(ぶっしつ)が燃(も)えるのをたすけて,酸化(さんか)物をつくる。たとえば,空気中で熱(ねっ)しても燃(も)えない鉄も,酸素(さんそ)中ではよく燃(も)えて酸化(さんか)鉄になる。水素(すいそ)と酸素(さんそ)を体積比(たいせきひ)で2対1の割合(わりあい)で混合(こんごう)した気体を爆鳴気(ばくめいき)といい,点火すると爆発(ばくはつ)して水になる。

〔利用(りよう)〕

 酸素(さんそ)はそのままで,病人の吸入(きゅうにゅう)用にする。水素(すいそ)やアセチレンとまぜて,酸水素炎(さんすいそえん)・酸素(さんそ)アセチレン炎(えん)として金属(きんぞく)の溶接(ようせつ)や切断(せつだん)に使われる。そのほか,製鉄所(せいてつじょ)では,鉄の中の不純物(ふじゅんぶつ)をのぞくために多量(たりょう)に使われる。

コーチ

 生物は,体内にとり入れた酸素(さんそ)で,からだの中の栄養(えいよう)分を燃(も)やし,生きていくために必要(ひつよう)なエネルギーを得(え)ている。

PAGETOP