さんばいたい【3倍体】 生物で,基本(きほん)数の3倍の染色体(せんしょくたい)をもつ個体(こたい)をいう。自然(しぜん)にできることもあるが,ふつう,人工的(じんこうてき)に2倍体と4倍体との交配でつくられる。一般(いっぱん)に生育はさかんで,結実(けつじつ)しにくい。品種改良(ひんしゅかいりょう)に応用(おうよう)され,種(たね)なしスイカ・バナナのほか,チューリップ・カンナ・スイセンなどにも,すぐれた3倍体の品種(ひんしゅ)がつくられている。コーチ 日本ではヒガンバナやヤブカンゾウなどが自然(しぜん)にできた3倍体で,これらも結実(けつじつ)しない。