ザンビア（共和国）

アフリカ州中南部(しゅうちゅうなんぶ）にある内陸国(ないりくこく）。政治体制(せいじたいせい）は共和制(きょうわせい）で，元首(げんしゅ）は大統領(だいとうりょう）。首都(しゅと）：ルサカ，面積(めんせき）：75．3万(まん）km²（2015年），人口(じんこう）：1709万(まん）（2017年），言語(げんご）：英語(えいご）（公用語(こうようご）），ニャンジャ語(ご），ベンバ語(ご）など70以上(いじょう）の民族言語(みんぞくげんご），宗教(しゅうきょう）：キリスト教(きょう），伝統信仰(でんとうしんこう）など，民族(みんぞく）：ベンバ人(じん），トンガ人(じん）など。

〔自然(しぜん）のようす〕

熱帯(ねったい）に属(ぞく）するが，国土(こくど）の大部分(だいぶぶん）が高原(こうげん）にあるため，気候(きこう）は温暖(おんだん）。

〔あゆみ〕

18世紀(せいき）にバントゥー（バンツー）系(けい）の人々(ひとびと）が定住(ていじゅう）したが，1924（大正(たいしょう）13）年にイギリス直轄植民地(ちょっかつしょくみんち）の保護領北(ほごりょうきた）ローデシアとなった。1964（昭和(しょうわ）39）年に独立(どくりつ）した。

〔産業(さんぎょう）のようす〕

主産業(しゅさんぎょう）は銅鉱業(どうこうぎょう）で，銅(どう）の国際価格(こくさいかかく）の上下(じょうげ）が国(くに）の経済(けいざい）を左右(さゆう）する。コバルト・ニッケル・石炭(せきたん）なども産出(さんしゅつ）する。銅精錬(どうせいれん）・食品加工(しょくひんかこう）・繊維(せんい）などの工業(こうぎょう）が，カッパーベルト（銅鉱床地帯(どうこうしょうちたい））を中心(ちゅうしん）に行(おこな）われている。

〔日本との貿易(ぼうえき）〕

ザンビアから日本への輸出(ゆしゅつ）：コバルト，葉(は）たばこなど。

ザンビアの日本からの輸入(ゆにゅう）：乗用車(じょうようしゃ），バスとトラック，電気機器(でんききき）など。（2015年）

〔国名(こくめい）の由来(ゆらい）〕

「偉大(いだい）な川(かわ）」を意味(いみ）するザンベジ川(がわ）の名(な）からとる。

〔国旗(こっき）の由来(ゆらい）〕

緑(みどり）は天然資源(てんねんしげん），赤(あか）は独立闘争(どくりつとうそう），黒(くろ）は国民(こくみん）を，オレンジは鉱物資源(こうぶつしげん）を表(あらわ）し，自由(じゆう）と独立(どくりつ）のシンボルとして空(そら）を飛(と）ぶワシが配(はい）してある。