さんようちゅうるいじだい【三葉虫類時代】 三葉虫がさかえた古生代初期(しょき)。古生代カンブリア紀(き)の地層(ちそう)からは,前の先カンブリア時代にくらべて,爆発的(ばくはつてき)と思えるほどさまざまな海の生物の化石が発見される。とくに動物化石の半数以上(いじょう)は節足動物(せっそくどうぶつ)の三葉虫でしめられる。三葉虫はカンブリア紀(き)にさまざまな種類(しゅるい)に分化し,次のオルドビス紀(き)・シルル紀(き)にかけて大繁栄(はんえい)したが,デボン紀(き)には衰退(すいたい)に向かい,古生代終期の二畳紀(にじょうき)の末(すえ)までには絶滅(ぜつめつ)した。◇このように,古生代初期(しょき)にはとくにさまざまな三葉虫がさかえたので,この時期を三葉虫類(るい)時代とよぶ。