ジェットきかん【ジェット機関】 ジェットとは噴流(ふんりゅう)のことで,前方から空気をとりこみ,これを圧縮(あっしゅく)してその中へ燃料(ねんりょう)を噴射(ふんしゃ)させ,高温になったガスを噴射(ふんしゃ)させて動力を得(え)る機関(きかん)をジェット機関(きかん)という。したがって,空気を吸入(きゅうにゅう)する必要(ひつよう)のないロケットとはこの点で区別(くべつ)される。ジェット機関(きかん)は,現在(げんざい)はほとんど航空機(こうくうき)用で,軽量(けいりょう)大出力のものがつくられ,従来(じゅうらい)のプロペラ機(き)では不可能(ふかのう)だった音速・超音速飛行(ちょうおんそくひこう)あるいは超大型機(ちょうおおがたき)の出現(しゅつげん)を可能(かのう)にした。◇ジェットエンジンともいう。