ジェンナー(エドワード=) (1749〜1823)イギリスの医師(いし)。種痘(しゅとう)法(ほう)の発明者。ウシの痘(とう)そう(牛痘(ぎゅうとう))に一度かかった人は痘(とう)そう(天然痘(てんねんとう))にかからないという言いつたえに注目し,1796年,8歳(さい)の男の子に牛痘(ぎゅうとう)を植えて実験(じっけん),この子がヒトの天然痘(てんねんとう)に対して免疫(めんえき)性(せい)を獲得(かくとく)していることをたしかめた。その有効性(ゆうこうせい)はただちに証明(しょうめい)され,痘(とう)そう予防(よぼう)の大きな力となった。◇この方法が日本につたわるのはそれから約(やく)50年後,オランダ船がワクチンをもたらし,接種(せっしゅ)に成功(せいこう)した。