しぎけんぽう【私擬憲法】 大日本帝国憲法発布以前(ていこくけんぽうはっぷいぜん)の憲法私案(けんぽうしあん)のこと。1870年〜1880年代の初(はじ)めにかけて,近代国家に必要(ひつよう)な憲法(けんぽう)と議会(ぎかい)をもとめた自由民権派(みんけんは)をはじめとする人々によって,多くの私擬憲法(しぎけんぽう)がつくられている。◇植木枝盛(うえきえもり)の「日本国国憲案(こっけんあん)」や千葉卓三郎(ちばたくさぶろう)の「五日市憲法草案(いつかいちけんぽうそうあん)」が有名。五日市憲法草案(いつかいちけんぽうそうあん)