しきさいちょうせつ【色彩調節】 色彩(しきさい)のもつ心理的(しんりてき)・生理的(せいりてき)・物理的(ぶつりてき)な性質(せいしつ)を応用(おうよう)して,建築(けんちく),交通機関(きかん),設備(せつび)や機器(きき)などについて,人間の生活環境(かんきょう)を快適(かいてき)で能率的(のうりつてき)にするための配色計画のこと。とくに,近代における室内配色とインテリアによる環境調節(かんきょうちょうせつ)の一手段(しゅだん)として重要(じゅうよう)な方法(ほうほう)。その効果(こうか)として,感情(かんじょう)の安定,物の識別(しきべつ)が容易(ようい)になること,目がつかれず,注意力が高まること,作業能率(のうりつ)の向上,事故(じこ)・災害(さいがい)の減少(げんしょう)などが考えられる。◇カラーコンディショニングともいう。